Friday, January 05, 2007

伊勢神宮・インテリジェンス・プラネットアース

●元旦、伊勢神宮に行って来ました。
伊勢神宮(いせじんぐう)は三重県伊勢市にある神宮の俗称。神社本庁の本宗(ほんそう)とされ、正式名称は神宮。ほかの神宮と区別する場合には伊勢の神宮と呼ぶ。神道の神社では別格とされ、格付けはされない。
●建物は皇大神宮(こうたいじんぐう)と豊受大神宮(とようけだいじんぐう)からなる。通常は皇大神宮を内宮(ないくう)と呼び、豊受大神宮を外宮(げくう)と呼ぶ。内宮は天照大神(あまてらすおおみかみ)、外宮は豊受大御神(とようけのおおみかみ)を祭る。近世江戸時代を除いて、古代から政治的権威と結びつくことが多かった。広くは、別宮(べつぐう)、摂社(せっしゃ)、末社(まっしゃ)、所管社(しょかんしゃ)を含めた一連の社宮を神宮と総称する。この場合、所在地は伊勢市にとどまらずまたがる。
●内宮(皇大神宮):天照大神 ご神体:三種の神器の一つ、八咫鏡
相殿神:天手力男神、万幡豊秋津姫命
外宮(豊受大神宮):豊受大神
相殿神:御伴神3座
●由緒
内宮:不明(伝垂仁天皇26年)
外宮:不明(伝雄略天皇22年)
延喜式神名帳に記載されている神社(正宮、別宮を除く)を摂社とする。定義では摂社は全て式内社となるが、戦国時代にほぼすべてが廃絶となり、江戸時代の1630年代から明治初頭の1870年代にかけて復興されたため、式内社の比定地とされる場合がある。神宮の所有する土地の大部分は森林で、俗に神宮林と呼ばれる。神宮での名称は宮域林である。神宮林は神路山、島路山、高倉山を主体とし、面積は5,410ha。約2,500haのと天然林と、将来の神宮式年遷宮で使用される予定のヒノキの植林を行なっている人工林に2分される。
●神宮の本殿などは、20年ごとに、まったく同じ形で建て直される。これを神宮式年遷宮(じんぐうしきねんせんぐう)(単に式年遷宮、正遷宮などとも)という。これは、第一に社殿の清浄さを保つためで、他に建築技術の伝承、伝統工芸の伝承などの意味があるとされる。立て替えられたあとの古い建築材は、神宮内の他の社殿や施設に使用したり、日本各地の神社に譲り渡されたりして再利用される。
●垂仁天皇(紀元前69年-70年)の皇女倭姫命が天照大御神を鎮座する地を求め旅をした。倭姫命は倭国から丹波国、倭国、紀乃国、吉備国、倭国、大和国、伊賀国、淡海国、美濃国、尾張国、伊勢国の順に移動し、伊勢国内を移動した後、現在の五十鈴川の畔に五十鈴宮と言う名で鎮座した。移動中に一時的に鎮座された場所は元伊勢と呼ばれているが、記紀神話に従った伝説であって、考古学的資料に基づくものではない。
●中世
朝廷の衰微に伴い皇室にとってのみの氏神から、日本全体の鎮守として武士たちから崇敬された。神仏習合の教説において神道側の最高神とされた。また、外宮側の度会家行より伊勢神道(度会神道)が唱えられた。 戦乱の激化により神宮領は侵略され、経済的基盤を失った神宮は衰微して、式年遷宮は停止せざるを得なかった。 神宮の信者を獲得し、各地の講を組織させる御師が台頭し始める。
●近世
お蔭参りが流行した。多くの民衆が短期間の間に神宮に押し寄せた。
●近代
明治政府により国家神道の頂点の神社として位置付けられた。
ウィキペディアより
●小学校以来の御蔭参りでした。坂口安吾の「安吾新日本地理」によると、この地ではかつて天孫族と現地人との戦争があり、かつてはここに祭られていたのは天照大神ではなく、別の紙を祭っていたに違いないと推理する。
●伊勢湾の高台にそびえる檜の森。広い地域に五十鈴川が流れる。内宮、外宮その他、月読宮など30以上の神社がある。内宮は天照大神。外宮は豊受大神。豊受大神は物部、蘇我一族に通じる。それに対して天照は天孫族。この時点で天孫族の妥協が見受けられる。
●式年遷宮については日本の怨霊信仰に関係があるのではないか。20年に一度建て換えるのは日本人の穢れ信仰というよりも過去の血なまぐさい戦によって死んだものに対する鎮魂という意味があるのではないか。
●そもそも伊勢の森は飛鳥や大和に見る韓国人型都市ではなく、三内丸山や西都原に通じる縄文人型のとしなのである。坂口が言うようにここは先住民族の居城であり、内宮自体も一種の古墳だ。
●日本人の心の魂とも言える伊勢神宮の歴史には血まみれの怨霊が漂う。こんなところが日本人の心の故郷だとしたら日本人はなんと血なまぐさい民族だろう。
●実家の神戸から近鉄特急に乗って3時間。暇なので「インテイジェンスー武器なき戦争」を読んだ。NHKのワシントン支局の手島龍一と外務省のラスプーチン・佐藤優の対談。実に面白い内容でした。
●NHKといえば「プラネットアース」をまとめて再放送してました。初めて1から7までまとめて見ました。こちらも面白い。必見です。

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